Journal of General and Family Medicine誌から新しい筆頭論文が公開されました!東北大学の坪谷さんとの共著論文です。
私は、日本プライマリ・ケア連合学会の健康の社会的決定要因検討委員会 (JPCA-CSDH)に所属しています。JPCA-CSDHの公式Facebookページの投稿に関するデータを利用して、どのような投稿がどれぐらいの人に届くのか(リーチするのか)を分析したものです。
2018年に開かれた第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に関する投稿は、その学会参加者数よりも多くリーチ数を得ていることがわかりました。
さらに、回帰分析という手法を用いて分析したところ、文字だけの投稿の場合と比べて写真やスライドをつければ同じ文字数でも51%多くのリーチ数を、動画コンテンツでは175%多くのリーチ数を稼いでいるという結果でした。また字数を増やすこともリーチ数の上昇と関連がありました。
注意すべき点としては、COVID-19の流行前のデータを用いた分析であることが挙げられます。ウェブ会議やオンラインセミナー等が普及したことから、傾向がさらにアップデートされ、リーチ数を伸ばす新たな特徴が出現しているかもしれません。
このウェブサイトのアクセスに関してもよく分析していく必要がありますね☻
<書誌情報>
Nishioka, D, Tsuboya, T. Determinants of reach counts on medical social media: Evidence from a facebook community page metrics. J Gen Fam Med. 2021; 00: 1– 4. https://doi.org/10.1002/jgf2.430
西岡大輔(にしおか だいすけ)