美山町宮島振興会 情報誌「あしおと」197号連載記事
「子どものスキンケアのお悩み相談」
今回はお子さんの健康に目を向けてみましょう。よくある相談がスキンケア。お悩みのお父さんお母さんもいらっしゃると思います。大事なのは、保湿と皮膚になるべく傷をつくらないことです。傷から侵入するさまざまな物質が将来のアレルギーのリスクを高めてしまうためです。
バリアのために最も大事なのが保湿です。ワセリン、ヘパリン類似物質などを使いましょう。特に入浴後に、たっぷり皮膚全体(特にカサカサしているところ)を覆うように塗ります。保湿剤の膜で体が覆われるイメージです。赤みがある、ザラザラしているような場所には、塗り薬も併用します。薬の強さがあるので、ぜひ相談してください。薬は保湿したあとに優しく塗りましょう。擦り込む動作が皮膚を傷つけてしまいます。
入浴などで体が温まるとき皮膚はかゆみを感じやすくなります。皮膚トラブルがある場合にオススメなお風呂やシャワーの温度は40度以下です。熱いお湯は皮膚のバリアを流し、皮膚を傷つけやすくなります。かゆいところを掻いても皮膚は傷つきます。だからかゆいところを掻くのも厳禁。でも、「掻いちゃダメ」は禁句!子どもがかゆいところを掻いてしまうのは、掻くしか対処法を知らないから。かゆみをおさえる効果的な方法のひとつは「冷やす」こと。保冷剤をかゆいところに当てたり、流水で冷やしたり。自宅でも外でもかゆみ対策は可能です!子どもたちも、対処法をマスターしてくれます。
他にもさまざまな秘訣があります。ぜひ一度ご相談ください。次回は運動に関する話。「運動しましょう」よりも「座る時間を減らしましょう」の方が効果的!連載内容のリクエストも募集中です!