美山町宮島振興会 情報誌「あしおと」199号連載記事
「働き世代こそ受けよう、がん検診」
今回は検診、特にがん検診の話をします。がん検診は国立がん研究センターによって根拠のある重要ながん検診がまとめられていますので、非常に参考になります(がん情報サービス:https://ganjoho.jp/public/index.html)。本日はその中でも特に重要ながん検診(絶対に受診してほしいがん検診)を紹介します。がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことでがんによる死亡を減らすことです。検診は症状のない人が対象で、ターゲットとする病気を発見するために行われます。がん検診にはメリットとデメリットがあります。症状のない人が受けたときにメリットがデメリットを上回る検診を受けましょう。誰がどのがん検診を特に受けるべきかについては、以下の表を参照してください。がん検診の最大のメリットは、がんを早く見つけられることです。デメリットとしては、がんが100%見つかるわけではないことや不要な検査や治療を受けることがあり、身体的・心理的・経済的な負担が大きくなる場合があります。
胃がん検診 | 子宮頸がん検診 | 肺がん検診 | 乳がん検診 | 大腸がん検診 |
50歳以上 | 20歳以上 | 40歳以上 | 40歳以上 | 40歳以上 |
年1回 | 2年に1回 | 年1回 | 2年に1度 | 年1回 |
胃カメラまたはバリウム検査 | ワクチン接種も重要 | 喫煙者は特に注意 | マンモグラフィーが基本 | 便の検査、2回 |
特に働き世代の方では、仕事のことや家庭のことでご自身にとって必要な健康への配慮が後回しになりがちです。ぜひ推奨されているこれらのがん検診は受診してくださいね。不安なこと、相談されたい個別のことがある場合には、ぜひ受診にいらしてください。