美山町宮島振興会 情報誌「あしおと」202号連載記事
花粉症対策!
新年度が始まりますね。新入生や新社会人の皆さんは、これからドキドキする日常が待っていることでしょう。我が家の長男も4月に小学校に入学します。親としてその準備に追われつつも、成長を微笑ましく見守っている毎日です。
さて、みなさんは鼻水、鼻詰まり、目が痒いといった花粉症(アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎)の症状はありますか?スギ花粉症の患者さんの場合、例年2月から症状が出始めます。ヒノキ花粉症の方は4月前後に症状が出始めることが一般的です。秋にはブタクサなどの花粉も飛散します。それぞれの時期に症状がある方は、何か対策をしていますか?
くしゃみ、鼻水、鼻詰まりに代表されるアレルギー性鼻炎の治療は、その重症度によって分類され推奨が変わります。軽症では、ときどきくしゃみや鼻水が出る程度です。中等症は2つのタイプに分かれており、常にくしゃみ、鼻水が出るタイプと鼻詰まりを中心とするタイプです。それぞれの症状によって用いる薬が変わってきます。睡眠や仕事・学校に支障があるものを重症などと分類することがあり、複数の薬を使います。その人に合った薬があり、有効な治療は花粉症の世界を変えてくれるはずです。今までに検査を受けたことがない人、花粉症の症状が辛い人は、ぜひ一度相談にいらしてくださいね。