2023年10月28日 とっとり・健康寿命延伸フォーラムで
「「社会的処方」を知って、地域連携を豊かにしよう 〜目の前の人は、数々の障壁を乗り越えられた人〜」をテーマに講演をしました。
発表の要旨をご紹介します。
“私たちが生活に困窮している時、たとえば経済的に厳しい時や頼れる人がおらず孤立している時に健康の維持に努めることができるでしょうか。経済的困窮や社会的孤立といった状況は、人々の健康を直接損ね、健康に悪影響を及ぼすような行動の原因になることが知られています。このような社会的な要因をSocial Determinants of Health (SDH)といいます。「社会的処方」とは、孤立などといった生活上の困難を抱える住民に、保健、医療、介護、福祉、その他の地域生活を支える組織、そして住民とが地域で十分に連携を取り合い、必要な支援につなげたり、つくったりする活動です。「社会的処方」はもともと、医療機関を起点に困難を抱える人々に行う支援に由来していますが、困難を抱える人々に出会う場所は医療だけではありません。地域の生活を支える組織や近隣住民など、その困りごとに気づくことができるすべての人が、実践者になりえます。しかし、「社会的処方」にはいくらかの課題があります。「社会的処方」が効果的な実践になるために支援に関わる人が理解しておくべきことを考えてみましょう。”
多くの自治体の首長、病院の管理者の皆様にお目にかかることができました。鳥取国保連の皆様、貴重な機会を頂戴しありがとうございました!
講演資料を少しだけ公開→「社会的処方」を知って、地域連携を豊かにしよう 〜目の前の人は、数々の障壁を乗り越えられた人〜
追記)ご参加された方の感想をいただきましたので共有します☻
西岡 大輔(にしおか だいすけ)