*2021年もお世話になりました:振り返り*

大阪に帰ってきて1年が経ちました。
大阪医科薬科大学での仕事では新しいことに日々チャレンジしています。
4月からは南丹市美山町という山間部へき地での勤務も開始し、環境や役割が大きく変化した1年でした。

さて、新年に掲げた2021年の目標を振り返ります。

・博士論文合格・大学院を修了
・社会福祉士国家試験合格

これらは達成できてよかったです。
3月に大学院を修了し、博士(医学)になりました。社会福祉士の国家試験にも合格できました。

・英語論文10本公開
英語論文はちょうど10本公開されました。うち筆頭が5本、共著が5本でした。
なかなか論文が書けず焦燥感がありましたが、その背景に多くの学びがあったので十分、満足です。一部振り返ると、

1)教育大阪医科薬科大学での授業に加え、東京大学、京都大学、日本福祉大学など、多くの学校で初めて講義しました(合計約50コマ)。その講義資料の準備や講義の反省、成績の評価などに時間が必要でした。しかし、これらの多様な場所・対象への講義は自身のインプット・アウトプットにとても役に立ちました。ご好評いただき、来年度以降も担当することになりました。資料をアップデート・パワーアップしていきます。

2)執筆大学院を修了し生活困窮者の健康支援に関する研究の一線に立ち、医師×社会福祉士のレア人種(?)として、原稿を多く依頼いただきました。最終的に19本の原稿を執筆しました。うち1本は書籍の複数部分を担当し、近々刊行の予定です。これらの原稿を準備する上で自分自身の考えの整理がされて、本当に感謝しています。最も嬉しかったのは、国内の社会福祉学のトップジャーナルの一つである貧困研究に原稿を載せてもらえたことかなぁ☻

3)講演執筆同様依頼が多く、約20件のフォーマルな講演をお引き受けしました。特に社会福祉関係からのお声かけが多く、私が教えてもらうこと、お知恵をいただくことも多かったなぁと感じています。日本医療ソーシャルワーカー協会の2年連続講演や、福井県の社会福祉士会・精神保健福祉士会・医療ソーシャルワーカー協会から依頼されたソーシャルワーカーデイの講演、あとは社会福祉の視点を活かした健康格差対策に関して、浜松市医師会(天竜区)や日本プライマリ・ケア連合学会近畿地方会、適々斎塾など多くからお声かけをいただきました。日々教えていただくことばかりです。ありがとうございました!!

ということで、本当に本当に本当に!お世話になりました。

今年の年越しは幻想的(?)な雪の診療所で、力強い年の始まりの予感です・・・!

美山のみなさまに受け入れてもらえて、診療ができて嬉しかったなぁ。

来年は年男、36年ぶりの ”五黄の寅” の年!

同世代のみなさま、グレートな1年にしましょう!!

引き続きあたたかいご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

西岡 大輔(にしおか だいすけ)