新たな論文が受理公開されました。今回は、神奈川県立保健医療福祉大学の田中さん(管理栄養士)ががんばって生み出した成果です!学会で出会ってから一緒に企画を立て、論文として形になるまで伴走できて光栄でした。
この研究では、生活保護利用者の食品の多様性の実態は?どんな要因があると食品の多様性は高まるのか?を検証しました。
男性の生活保護利用者は非利用者と比べて食品多様性が低かったですが、共食(誰かと一緒に食べる)習慣があると、非利用者と同じ水準に維持されていました。参加しやすい地域の共食の場づくりは生活保護の利用者の健康を高められる一要素になるかもしれません。

田中さんとは同時期に和文の論文も一緒に出版することができました!
田中琴音, 他. 学校給食費を滞納する世帯の貧困状態:JACSIS研究を用いた記述的研究. 日本公衆衛生雑誌. [早期公開]
私たちのラボに興味を持ってくれて、一緒に真実を探究してくれてありがとうございます😊論文執筆体験記を寄せてくれたのでご紹介します◡̈*✧

引き続き大学院生をはじめ仲間を募集しています!「社会と健康の関係」「健康の公平性」、”社会健康公正学”の確立を目指すラボです。利用可能なデータを活用して、会に埋め込まれた”見えにくい現実”を一緒に解き明かす営みに興味のある方はお気軽にお問い合わせください!
西岡 大輔(にしおか だいすけ)