“Telltale Hearts: A Public Health Doctor, His Patients, and the Power of Story”を読みました。
著者のSchillinger先生はアメリカのプライマリ・ケア医で、カリフォルニア大学サンフランシスコ総合病院の一般内科部門の元主任で、2006 年に、貧しい地域社会の健康増進を使命とする UCSF 脆弱住民センターを設立した方です。国も医療制度も違うのに、自分は、著者のSchillinger先生の背中を追いかけているような感覚を覚えました。
僕が医学生、研修医だった頃に恩師が教えてくれた、「患者に興味をもつこと、患者を傷つけないこと、自分の信念をもって向き合うこと」という言葉も蘇ってきました。
患者の語りから病いを、生活を、その背後にある社会を診る視点を与えてくれる本であり、医療の温かさに気づかせてくれる、僕自身の歩みを振り返る機会をくれた、ステキな本でした。
西岡 大輔(にしおか だいすけ)


